Tir
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As Saharの2008年5thアルバム"Tir"をSex Desire Recordsより再発!
大名作でありながら、2008年のCDでのリリース以降2020年にテープで再発されたのみでほとんど出回っていなかったこのアルバムは、ゾロアスター教の英雄である射手Arashの神話をテーマとしており、"Tir"とはペルシャ語で矢の意味である。
最初の3曲は組曲編成となっており、1stアルバム以降の路線を踏襲しつつもさらに深化した激しくも情熱的な旋律や、曲構成で引きこまれる。
彼らは元々音楽的ポテンシャルがとても高く、どんな音楽でもできただろう。それはギターの素晴らしい旋律やハーモニー、時折織り込まれるピアノやシンセで遺憾無く発揮されているのがわかるが、ブックレットの見開きページに掲載したナイフを持ったメンバー写真の矢で射るよう眼光の鋭さで、やはりこの人たちはBLACK METALでしか生きていけないのだと痛感させれる。
BLACK METALは世界中で同時多発的に起こったムーブメントであり、テープトレードを介して互いに影響を与えつつ各地で個性的な音楽が創られていったことは当レーベルの作品をチェックしている人には周知の事実だと思う。
87年に前進バンドEthosとして活動を始めた彼らも一つのオリジネイターである。BurzumやRotting Christ、日本のOhura Mazdoなど様々なバンドと交流しつつ、完全にAs Saharにしか出せないサウンドを確立しているし、彼らが創り上げ次世代に影響を与え続けてきたであろうシンガポール/マレーシアのBLACK METALは欧米とは全く違う旋律があり、それは日本のものとも異なっている。
ますます均一化が進むBLACK METALシーンの中で、今も自分の音で戦い続ける彼らの軌跡を再発できて光栄に思う。
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