朗読CDシリーズ「心の本棚〜美しい日本語」放浪の俳人 山頭火
- 1捨てようか。捨てようか。(つづきあり)—
- 2釣瓶漏りの音断続す夜ぞ長き(つづきあり)—
- 3蛍淋しう君追うて来ぬ風ひやと(つづきあり)—
- 4いつしかわたしも,いい年になりました。(つづきあり)—
- 5夢深き女に猫が背伸びせり(つづきあり)—
- 6水底いちにち光るものありて暮れけり(つづきあり)—
- 7大きな蝶を殺したり真夜中(つづきあり)—
- 8山頭火は,弟とも自殺で別れています。(つづきあり)—
- 9焚火よく燃える?のことおもふ(つづきあり)—
- 10噛みしめる飯のうまさよ秋の風(つづきあり)—
- 11しがらみを捨てて,巡礼の旅に出たい。(つづきあり)—
- 12松はみな枝垂れて南無観世音(つづきあり)—
- 13投げだしてまだ陽のある脚(つづきあり)—
- 14朝,着替えを持って家を出てみる。(つづきあり)—
- 15だまつて今日の草鞋穿く(つづきあり)—
- 16雪がふるふる雪見てをれば(つづきあり)—
- 17若い頃,人生を長距離走にたとえていました。(つづきあり)—
- 18涸れきつた川を渡る(つづきあり)—
- 19まつたく雲がない笠をぬぎ(つづきあり)—
- 20運河を渡って,空港へ。(つづきあり)—
- 21逢ひたい,ボタ山が見えだした(つづきあり)—
- 22鉄の翼で見知らぬ土地へ。(つづきあり)—
- 23うしろすがたのしぐれてゆくか(つづきあり)—
- 24よい湯からよい月へ出た(つづきあり)—
- 25けふもいちにち風をあるいてきた(つづきあり)—
- 26お遍路さんとすれちがう。(つづきあり)—
- 27花いばら,ここの土とならうよ(つづきあり)—
- 28けふはおわかれの糸瓜がぶらり(つづきあり)—
- 29どこから連れてきたのか?(つづきあり)—
- 30お正月の鴉かあかあ(つづきあり)—
- 31人が来たよな枇杷の葉のおちるだけ(つづきあり)—
- 32わがままきまま旅の雨にはぬれてゆく(つづきあり)—
- 33歩いていると,野の花が目にとまってきます。(つづきあり)—
- 34わかれてきた道がまつすぐ(つづきあり)—
- 35死人花,葬式花……死を想わせる彼岸花には,種がなりません。(つづきあり)—
- 36まことお彼岸入の彼岸花(つづきあり)—
- 37なんぼう考へてもおんなじことの落葉ふみあるく(つづきあり)—
- 38乞ひあるく水音のどこまでも(つづきあり)—
- 39まこと山国の,山ばかりなる月の(つづきあり)—
- 40遍路道にも難所があり,遍路ころがしと呼ばれている。(つづきあり)—
- 41ひよいと穴からとかげかよ(つづきあり)—
- 42あたたかなれば木かげ人かげ(つづきあり)—
- 43空を鳥が渡ってゆく。(つづきあり)—
- 44木かげは風がある旅人どうし(つづきあり)—
- 45風鈴の鳴るさへ死のしのびよる(つづきあり)—
- 46歩かない日はさみしい(つづきあり)—
- 47草を咲かせてそしててふちよをあそばせて(つづきあり)—
- 48春風の扉ひらけば南無阿弥陀仏(つづきあり)—
- 49幼い頃,母に連れられて,墓参りに行ったときのことです。(つづきあり)—
- 50伊豆はあたたかく野宿によろしい波音も(つづきあり)—
- 51水音のたえずして御仏とあり(つづきあり)—
- 52母が入水,弟が首吊り。(つづきあり)—
- 53をとこべしをみなへしと咲きそろふべし(つづきあり)—
- 54ふつと影がかすめていつた風(つづきあり)—
- 55山に日が沈んで柿色の空。(つづきあり)—
- 56そこから青田のよい湯かげん(つづきあり)—
- 57「土佐では酒を売る店が多すぎる」と山頭火は書いた。(つづきあり)—
- 58風の中からかあかあ鴉(つづきあり)—
- 59風の中おのれを責めつつ歩く(つづきあり)—
- 60路地を入って温泉宿へ。(つづきあり)—
- 61葦の穂風の行きたい方へ行く(つづきあり)—
- 62雪へ雪ふる戦ひはこれからだといふ(つづきあり)—
- 63とっぷりとお湯の中に身を沈める。(つづきあり)—
- 64窓あけて窓いつぱいの春(つづきあり)—
- 65みんな出て征く山の青さのいよいよ青く(つづきあり)—
- 66へそが汗ためてゐる(つづきあり)—
- 67人さまのお役に立つことなく 今日という一日を終えてしまった。(つづきあり)—
- 68木の芽や草の芽やこれからである(つづきあり)—
- 69夜空を見上げれば,冬の大三角。(つづきあり)—
- 70はるばるたづね来て岩鼻一人(つづきあり)—
- 71まいにちはだかでてふちよやとんぼや(つづきあり)—
- 72酔狂なれど,車を拾って波静かな海辺へ。(つづきあり)—
- 73ひよいと四国へ晴れきつてゐる(つづきあり)—
- 74のぼりつめてすこしくだれば秋の寺(つづきあり)—
- 75泊めてくれない折からの月が行手に(つづきあり)—
- 76小鳥の愛情を感じる朝。(つづきあり)—
- 77旅空ほつかりと朝月がある(つづきあり)—
- 78いちにち物いはず波音(つづきあり)—
- 79朝日に呼ばれて窓を開けると,(つづきあり)—
- 80朝まゐりはわたくし一人の銀杏ちりしく(つづきあり)—
- 81秋風あるいてもあるいても(つづきあり)—
- 82潮の香りがする小さな駅へ。(つづきあり)—
- 83干せば乾けばふんどししめてまた歩く(つづきあり)—
- 84人がまばらな駅のホーム。(つづきあり)—
- 85春寒ねむれない夜のほころびを縫ふ(つづきあり)—
- 86自ら自分のうしろすがたを見た山頭火。(つづきあり)—
- 87おちついて死ねさうな草萌ゆる(つづきあり)—
- 88しんじつ一人として雨を観るひとり(つづきあり)—
- 89秋の夜や犬からもらつたり猫に与へたり(つづきあり)—
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